予防接種

予防接種について

予防接種について当院では、様々な予防接種に対応しております。予防接種を受けることは、感染症からご自身や周りの人を守るために必要不可欠なことです。
接種で使われるワクチンを打つことで、感染症にかかることなく、体内に抗体を作り出すことができます。そして、病原体が体内へ侵入したときに発症したり、発症後の重症化が起きたりすることを予防できます。
今までに受けたことがない予防接種がありましたら、ぜひ受けるようにしましょう。

予防接種の種類

肺炎球菌ワクチン

  • 肺炎球菌による感染症を予防します。
  • 65歳以上の方に接種を推奨します。
  • 5年以上の間隔をあけて接種してください。
  • 過去に1度も23価肺炎球菌ワクチンを接種したことがなく、次の条件1または2に該当する場合、公費を使い3,000円でワクチン接種が可能です。(令和元年度~令和5年度までの経過措置となります)
条件1 65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
条件2 接種日時点で60歳以上65歳未満の方で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、又はヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に1級相当の障害のある方

帯状疱疹ワクチン

  • 50歳以上の方に限り帯状疱疹の予防として、水痘ワクチン予防接種が可能になりました。
  • 帯状疱疹は過去に水痘(水ぼうそう)に罹患した際のウイルスが体内に残っており、免疫力の低下によって再発症する疾患です。

帯状疱疹は50歳以上になると発症率が高くなり、日本では80歳までに約3人に1人が発症するとされています。症状としては、まず皮膚にピリピリ・チクチクとした痛みや、焼けるような痛みがあります。その後、水疱を伴う赤い発疹が帯状に現れます。重症化すると入院が必要になる場合もあるため、ワクチンによる予防を推奨しております。

インフルエンザ

  • インフルエンザウイルスによるインフルエンザを予防します。
  • 毎年秋に1回接種しましょう。
  • 他のワクチンと同時接種しても問題ありません。

インフルエンザは悪化すると脳炎や肺炎のリスクが上昇します。そのため、毎年摂取することを推奨します。ただし、流行するインフルエンザウイルスの型が、接種したワクチンの型と異なることもあり、発症を100%予防できるとは限りません。予めご了承ください。

新型コロナウイルスワクチン

  • 横浜市では満12歳以上のすべての市民の方に接種券の発送が済んでいます。
    (1)個別接種(2)集団接種・大規模接種 のどちらかで接種することができます。
  • 全額公費にて接種を行うため、自己負担金はありません。
  • 予約方法や不明点については横浜市の「新型コロナウイルスワクチン接種について(特設ページ)」をご覧ください。
個別接種
医療機関での直接予約 市内の医療機関に直接予約し、接種を受けることができます。詳細は横浜市の「個別接種について」ページを参照してください。
市の予約専用サイト(WEB)
・予約センター(電話)での予約
一部医療機関では、予約専用WEBサイトや電話での予約が可能です。
集団接種・大規模接種
集団接種 公会堂やスポーツセンター等での集団接種が可能です。詳しくは横浜市の「集団接種(公会堂・スポーツセンター等)について」のページを参照してください。
大規模接種 横浜ハンマーヘッド(中区)での大規模接種が可能です。詳しくは「大規模接種会場のワクチン接種について」のページを参照してください。

風疹抗体検査・予防接種

  • 過去に公的に予防接種が行われていない昭和37年度~昭和53年度生まれの男性の方に、原則無料で風疹の抗体検査・予防接種を受けられるクーポン券が厚生労働省から配られています。風疹は成人がかかると症状が重くなる可能性があります。また妊婦さんに感染させてしまう恐れや、生まれてくる赤ちゃんに障害が起きてしまう可能性もあるため、クーポン券の活用を推奨しております。
クーポン券の使い方
  1. お住まいの自治体から郵送でクーポン券が届きます。
  2. 風疹の抗体検査を受ける。
    ※クーポン券はお住まいの地域以外でも、全国で使用することができます。
    クーポン券を使用できる医療機関についてはこちら
  3. 検査の結果、免疫がない場合は予防接種を受ける。

B型肝炎ワクチン

  • B型肝炎ウイルスによる慢性肝炎、肝硬変や肝臓がんなどを予防します。
  • 最初の2回は1ヶ月ごとで、3回目は最初の接種から4~5ヶ月後に受けてください。

A型肝炎ワクチン

  • A型肝炎の予防をするワクチンです。途上国を含め世界で散発的に流行しているため、海外に中長期的に滞在予定の方に接種を推奨します。
  • 2~4週間の間に2回接種します。6か月以上海外に滞在する場合は6か月目に3回目の接種を行うことで効果が約5年間持続するとされています。

小児の予防接種

日本脳炎ワクチン

  • 日本脳炎ウイルスによる日本脳炎を予防します。
  • 3歳以降に4回受けていただきます(最初の2回は1ヶ月ごと、3回目は最初の接種から1年後、4回目は9歳以降に受けてください)。
  • 他のワクチンとの同時接種を行っても問題ありません。

四種混合(DPT-IPV)ワクチン

  • ジフテリアと百日せき、破傷風、ポリオを予防する混合ワクチンです。
  • 生後2ヶ月以降に4回受けていただきます(最初の3回は1ヶ月ごと、4回目は1歳になってすぐに受けてください)。

MR(麻疹・風疹混合)ワクチン

  • 麻疹(はしか)・風疹を予防する混合ワクチンです。
  • 1歳になってすぐに1回、小学校入学から1年前のタイミングで受けてください。
  • おたふくかぜのワクチンと同時接種されるケースが多いです。

水痘ワクチン

  • 水痘帯状疱疹ウイルスによる水痘(水ぼうそう)を予防します。
  • 1歳になってすぐに1回受けてください(それ以降は3ヶ月~1年後の間にもう1回接種を受けましょう)。

おたふくかぜワクチン

  • ムンプスウイルスによるおたふくかぜを予防。
  • 1歳になってから3ヶ月以内に1回、3歳以降にもう1回受けましょう。
  • MR(麻疹・風疹混合)と同時接種されることが多いです。
  • 髄膜炎や難聴を合併する可能性があるため、接種を推奨します。
  • 現在は任意接種扱いになるため、自己負担額でのお支払いになります。

BCGワクチン

  • 結核菌による結核を予防します。
  • 生後5~8ヶ月の間に1回受けてください。

小児用肺炎球菌ワクチン

  • 肺炎球菌による感染症を予防します。
  • 生後2ヶ月以降に4回(初めの3回分は1ヶ月に一度の頻度で、4回目は1歳になってすぐに受けてください)。

ヒブワクチン

  • Hib(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)による感染症を予防します。
  • 生後2ヶ月以降に4回(最初の3回は1ヶ月に一度の頻度で、4回目は1歳になってすぐに受けてください)。
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