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HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について ~その①~

こんにちは、さいた脳神経・糖尿病クリニック副院長の齊木です。

4月に常勤医として着任して1ヶ月が経過しました。まだまだ慣れないことも多く、来院して下さっている皆さんにご迷惑おかけしていることもあるかと思われますが、少しずつ慣れ、診療に集中できる状況になってきております。それでも何か気になった点などございましたら気兼ねなくご指摘下さい!

 

ところで今回のブログですが血糖のコントロール状況の指標になるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について語りたいと思います。

 

今となっては健康診断や人間ドックなどでも一般的に行われるようになった検査ですが、それ以前は血糖値や尿糖で糖尿病の有無、血糖管理状況を推測するしかありませんでした。

健診の目的は疾病の早期発見であるわけですが、こと糖尿病においては初期段階では食後のみの血糖値の上昇にとどまることが多く、通常行われる空腹時の採血検査では見逃される可能性があります。こうした問題を解消するべくHbA1cは開発されました。

 

 HbA1cの値の意味することは過去1~2か月の血糖値の平均状態とされています。正常値は5.5~6.0%で6.5%を超えた場合は糖尿病が強く疑われるといったものです。我々糖尿病専門医は通常山ほどの血糖値の推移とHbA1cと本人の体格や生活状況とにらめっこしながら経験値を積んできましたのでHbA1cをみると大体の血糖値の状況がわかりますが、実際の血糖値と比べてかけ離れた値ですので大抵の方は関連付けにくいものと思われます。

 

 そもそもヘモグロビンエーワンシーという言葉自体が耳に馴染みなく、覚えにくい問題もあるのですが、これはそもそも何なのかといいますと、、、

まず私たちの血液が赤い理由は赤血球という細胞によるのですが、この赤い成分はさらにヘモグロビンというタンパク質の存在によるものです。このヘモグロビンのうちブドウ糖と結合したものが何パーセント存在しているか?というのがHbA1cの実態なのです。ヘモグロビンに一旦ブドウ糖が結合するとこの細胞が壊れるまで離れることはありません。赤血球の寿命は平均120日であることから半減期である2か月程度の平均的な血糖状況が推測されるという寸法です。

 

→HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について ~その②~ に続く

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